中山道 とりあえず総括
昨年、東海道を歩いた後、どうせならニッポンの五街道を歩いて完結させるべきではなかろうか、などど考えていたわけでありますが、街道の横綱中山道は六十九次もあって、その長さ533キロメートル。
1日に歩ける距離が最大20キロとしても26日間。ワタクシの平均歩行距離16キロでは1ヶ月以上も掛かる計算でちょっと逡巡しておりました。
しかし、この「1日16キロ」と云うのは何とかならんものかと考えるのでありますが、ワタクシの場合平均時速3キロメートル。
一般的にはヒトの歩行速度は時速4キロメートル。これは平地をスタスタと歩く場合でありまして、ワタクシの場合は坂道・峠道もあれば、途中の休憩やら、へぇーとかホホゥとか云いながらキョロキョロして歩いているわけでして、時速4キロは難しいのです。
1日に歩く時間は大体5〜6時間で、これ以上だと足も腰も悲鳴を上げてきます。歩けなくなると元も子もないので、ここは無理をしないのです。よって1日15〜18キロとなるわけです。
今回は11月の中過ぎに北海道に戻らなけりゃならなかったので、下諏訪からの短縮ルートを選択したわけですが、案外正解だったかも。
と、云うのも同じ日に日本橋からスタートしていたら、30日掛かるとして終了が11月20日過ぎ。下諏訪から木曽路に入るのが11月初旬。
今回の下諏訪スタートは10月24日でしたが、木曽路はかなり寒かったのです。ナイチは暖かいんだろうと、タカをくくって軽装で行ったのが大間違い。塩尻の朝は2度しかなかったのです。木曽節の「夏でも寒いヨイヨイヨイ」は本当でした。10日遅ければ歩けなかったかもなのです。
街道歩きもこれで3回目なので、装備品などはほとんど同じ。ただ、雨の中では上下カッパでも首まわりから濡れてきたり、長時間では結構浸みて来た経験から、今回はビニールの雨合羽を着用。気温が低かったこともあってそれほど蒸れることもなく割と快適でした。風がなければ傘でも間に合いますが、歩道の狭い国道では見通しが悪くて危ないかもです。
東海道・甲州街道と比較して、割と手こずったのが宿泊でした。
下諏訪から先、草津へ抜けるまで大きな街は中津川くらいで、ビジネスホテルのある宿場はほとんどありません。民宿・旅館でも良いわけですが、洗濯の出来る設備が無いとか、wi-fiパサラで部屋に暖房が無かったりで、ホテルの方が快適なのです。最近では、ホテルにも温泉や大浴場を備えたところが増えてきているので、こういうホテルがあれば迷わずゲットしてました。
甲州街道の駒飼で宿泊した大黒屋サンガムさんは民宿風でしたけど、洗濯も出来てwi-fiも繋がりましたね。女将さん曰く「wi-fiが無けりゃ外人さんが来てくれないもの。」
今や訪日外国人が2,000万人を越えようかと云う時代。こういう対応は必須だと思いますね。
10月24日から11月6日の14泊15日(京都を除いて)の行程で該当の宿場で泊まれたのは塩尻、愛知川の2ヶ所だけで、後は塩尻2泊(合計3連泊)、中津川2連泊、美濃加茂2連泊、岐阜2連泊、大垣2連泊、瀬田2連泊と云う状況。(瀬田に宿泊したのは草津・大津のホテルは京都に近いせいか、かなり強気だったので避けました。)
今回のウォークでお勧めの見所は「奈良井宿」。中山道再発見です。
お隣の薮原からザックを担いで鳥居峠を通って来る外人サンがかなり居て、街道歩きでは初めてお目にかかった光景でした。相当な人気です。ここは、北海道から飛行機賃を掛けても一見の価値ありです。
今回お世話になった街道地図。右は八木さんの定番。左の2冊は塩尻の観光案内所で頂いたもの。無人ではない駅には大体、観光案内所があって周辺地図を貰えたりしますが、これほど詳細な地図は珍しい。木曽路はそれだけ人気があると云うことだと思います。
街道ネコもたくさん出会って来ましたけど、我が家のドラ達が一番可愛いかも。
1日に歩ける距離が最大20キロとしても26日間。ワタクシの平均歩行距離16キロでは1ヶ月以上も掛かる計算でちょっと逡巡しておりました。
しかし、この「1日16キロ」と云うのは何とかならんものかと考えるのでありますが、ワタクシの場合平均時速3キロメートル。
一般的にはヒトの歩行速度は時速4キロメートル。これは平地をスタスタと歩く場合でありまして、ワタクシの場合は坂道・峠道もあれば、途中の休憩やら、へぇーとかホホゥとか云いながらキョロキョロして歩いているわけでして、時速4キロは難しいのです。
1日に歩く時間は大体5〜6時間で、これ以上だと足も腰も悲鳴を上げてきます。歩けなくなると元も子もないので、ここは無理をしないのです。よって1日15〜18キロとなるわけです。
今回は11月の中過ぎに北海道に戻らなけりゃならなかったので、下諏訪からの短縮ルートを選択したわけですが、案外正解だったかも。
と、云うのも同じ日に日本橋からスタートしていたら、30日掛かるとして終了が11月20日過ぎ。下諏訪から木曽路に入るのが11月初旬。
今回の下諏訪スタートは10月24日でしたが、木曽路はかなり寒かったのです。ナイチは暖かいんだろうと、タカをくくって軽装で行ったのが大間違い。塩尻の朝は2度しかなかったのです。木曽節の「夏でも寒いヨイヨイヨイ」は本当でした。10日遅ければ歩けなかったかもなのです。
街道歩きもこれで3回目なので、装備品などはほとんど同じ。ただ、雨の中では上下カッパでも首まわりから濡れてきたり、長時間では結構浸みて来た経験から、今回はビニールの雨合羽を着用。気温が低かったこともあってそれほど蒸れることもなく割と快適でした。風がなければ傘でも間に合いますが、歩道の狭い国道では見通しが悪くて危ないかもです。
東海道・甲州街道と比較して、割と手こずったのが宿泊でした。
下諏訪から先、草津へ抜けるまで大きな街は中津川くらいで、ビジネスホテルのある宿場はほとんどありません。民宿・旅館でも良いわけですが、洗濯の出来る設備が無いとか、wi-fiパサラで部屋に暖房が無かったりで、ホテルの方が快適なのです。最近では、ホテルにも温泉や大浴場を備えたところが増えてきているので、こういうホテルがあれば迷わずゲットしてました。
甲州街道の駒飼で宿泊した大黒屋サンガムさんは民宿風でしたけど、洗濯も出来てwi-fiも繋がりましたね。女将さん曰く「wi-fiが無けりゃ外人さんが来てくれないもの。」
今や訪日外国人が2,000万人を越えようかと云う時代。こういう対応は必須だと思いますね。
10月24日から11月6日の14泊15日(京都を除いて)の行程で該当の宿場で泊まれたのは塩尻、愛知川の2ヶ所だけで、後は塩尻2泊(合計3連泊)、中津川2連泊、美濃加茂2連泊、岐阜2連泊、大垣2連泊、瀬田2連泊と云う状況。(瀬田に宿泊したのは草津・大津のホテルは京都に近いせいか、かなり強気だったので避けました。)
今回のウォークでお勧めの見所は「奈良井宿」。中山道再発見です。
お隣の薮原からザックを担いで鳥居峠を通って来る外人サンがかなり居て、街道歩きでは初めてお目にかかった光景でした。相当な人気です。ここは、北海道から飛行機賃を掛けても一見の価値ありです。
今回お世話になった街道地図。右は八木さんの定番。左の2冊は塩尻の観光案内所で頂いたもの。無人ではない駅には大体、観光案内所があって周辺地図を貰えたりしますが、これほど詳細な地図は珍しい。木曽路はそれだけ人気があると云うことだと思います。
街道ネコもたくさん出会って来ましたけど、我が家のドラ達が一番可愛いかも。