FC2ブログ

本末顛倒

DSCN1344.jpg
日経の記事である。

ご存知の通り、ニッポンの銀行の預金金利(普通預金)は限りなくゼロに近い。大手銀行の金利は0.001%。100万円を1年間預けて貰える預金利息は「10円」で、定期預金に至っては最長の10年定期でさえ0.01%。100万円預けて1年間の利息は「100円」である。タンス預金が増えるわけである。

当然のことながら、銀行のお家芸である融資の金利も低いわけで、日銀が公表している地方銀行の平均貸出金利(2017/10月)は1.2%台。単純な利ざや(銀行の儲け)は1.19%。

その昔、景気の良いバブル期(平成元年)にはこの利ざやが5%近くもあったわけだから、銀行の儲けが少なくなってきていることは事実である。(マイナス金利は説明が長くなるのでカット)

この記事は「儲けが少なくなってますから手数料を値上げさせて下さいネ」と云うことである。

最近、サービス料を値上げする会社が増えている。最たるものが宅配便の料金。ネット通販が増えたことで宅配の荷物が急増。ドライバーさん達は1日100個近い荷物をろくに昼食も摂らずに早朝から深夜まで運んでいるのである。

この過酷な仕事に報いるためにも値上げは当然であろう。が、しかしこの銀行の値上げは消費者の理解を得られるだろうか?

100万円を預けて10円しか貰えない預金者が、時間外やコンビニのATMでお金を引き出すと108円〜216円の手数料を取られるのである。(無料のネット銀行などもあるが)

そもそも、銀行員の仕事はいかほど過酷であるか。否、過酷ではないが難しいのである。ホントにそうなのか。

複雑な金融商品や融資の説明・与信判断、事業承継など、より専門的な知識が必要なのであって宅配のドライバーさんと一緒にしないでほしい、と云えるのか。

まぁ、銀行員のキモでもある与信判断(その先にお金を貸すかどうかと云う)には、多少の経験は必要ではあるけれど、頭を抱えて悩むほどの難しい仕事ではない(はずである)。

地方の銀行員(メガバンクもそうであるが)の報酬と云うのは、大体においてその地方において高額である。とある道北の信用金庫などでは、地元の女性はその信用金庫の職員と結婚するのが夢である、などと云われたこともある。

そうした企業が、儲けが少なくなったからといって手数料を値上げする前にやるべきことがあるのではなかろうか。

まず、地方の店舗を減らして自前のATMで補完し、更にコンビニや郵便局のATMの手数料を無料にする。これでキャッシュの需要はほぼカバー出来るはずである。

また、銀行の経営は国の金融政策と不可分であり、マイナス金利が続く中、収益の拡大が見込めないのであれば物件費・人件費を見直すことは、企業存続の対処方法として当然のことである。

DSCN1346.jpg
システムの最先端を行くと云われる銀行業界も、ビッグデータにはほとんど無力。カードローンなどの個人の属性情報にも弱いことから外部の保証会社を利用しているのである。

そろそろこの辺りに手をつけないと、お家芸もネットに奪われかねないかも。

コメント

Secret

プロフィール

harimao8823

Author:harimao8823
どーと云うこともない日常とほんの少しの非日常を綴るぐーたらブログ。

カレンダー
09 | 2018/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR